独り言

思い出いっぱいの出雲

出雲大社

思い出いっぱいの出雲

院長のひとりごと88

私は金沢生まれですが、高校卒業後、東京で1年、京都に18年ぐらい、出雲に10年暮らした後、今は新宮に住んでいます。
どの土地にも色々と思い出があり、それは甘いものあり、苦いものも少なくありません。
勿論、生まれた町金沢には郷愁がありますが、出雲に一番いい思い出が詰まっている気がします。
先日久しぶりに出雲に行きました。
毎年1月には出雲に行って、一緒に仕事をした仲間とお酒を飲む機会を持っていますが、今回はレンタカーを借りてあちこち回ってみました。
宿は玉造温泉の新しい宿で「界 出雲」というところに泊まりました。
料理が最高の宿で、奥出雲ワインを堪能しました。
翌日は出雲大社、多岐の海と、大好きだった場所と、懐かしい人を訪ね回り、最後にラピタで買い物をして帰りました。
まず初めに買ったのは赤天でした。
私はこれが大好きで、究極のB級グルメだと思います。
できればオキュウトも欲しかったのですが、これは浜田に行かないと無理でした。
それからこれも大好物の、ケンちゃん漬けの漬け物を買い、さらにエテカレイの干物を買いと、出雲にいた頃毎日食べていた食材をあれこれ買い集めて送ってもらいました。
出雲の芋焼酎、奥出雲ワイン、イゲタ醤油も忘れずに入れてもらいました。
久しぶりに聞く出雲弁を懐かしく感じながら、あわただしく空港に向かい、出発前に割り子蕎麦を味わって、出雲の地を離れました。

割り子蕎麦
割り子蕎麦


30台後半から40台後半という年齢を、出雲で過ごしたからだと思いますが、この地での一つ一つの経験が実に深く、自分の今に影響していると思います。
出雲で知り合った人に、今でも治療で相談にのってもらったり、クリニックのイベントを手伝ってもらったり、と色々と助けてもらっています。
出雲で指導していただいた教授の背中を、今も追いかけて日々の診療、クリニックのマネージメントを行っています。
金沢が自分の生まれた地であるなら、出雲は自分が社会人として何とか自立出来た地であると思います。
そうそう機会はないかもしれませんが、毎年この地を訪れてみたいと思っています。

2012年6月18日