独り言

住みついた野良猫たち

野良猫

住みついた野良猫たち

院長のひとりごと137

数年前から家にネコが数匹住み着いてしまいました。
私はネコが好きではありません。
ネコが嫌いではないのですが、ネコの糞は死ぬほど嫌いです。
腹が立つほど臭いですから。
以前は2匹犬を飼っていたので、ネコの姿を見ることはまれでしたが、犬がいなくなってから、急にネコがわがもの顔でうろつくようになりました。
しかも子猫を産むので、少子化に悩む人間世界をあざ笑うかのように毎年増えてきています。
私はメダカを飼っているので、メダカの水槽の水を飲むネコの姿を見る度にどきっとします。
それでなくても、メダカの水槽に鳥の羽がしばしば浮いていて、色んな動物の餌食にされていそうな気がしています。
ネコは人知れずひっそりと死ぬ、というのは嘘だと知りました。
ある朝、駐車場の真ん中でネコが大往生をとげているのを見つけたからです。
犬と違い、ネコに対しては市役所も消極的で、大往生をとげたネコの処理も、特別サービスでどうにか処理してもらえたほどです。
冬場は寒さを凌ぐために、植木鉢の中で3匹のネコが体を寄せ合っている光景をよく目にします。
車の下が暖かいのか、車の下にすぐ潜り込みたがります。
階段下の物置スペースは居心地が良いのか、ネコの一番のお気に入りで出産もここでしています。
そのすぐ脇に郵便受けがあるので、郵便をチェックしているとネコがいきなり階段下から飛び出して逃げていくことがしばしばあります。
突然ネコが飛び出すので、不意を突かれて一度、還暦過ぎのおっさんであるにもかかわらず悲鳴を上げたことがありました。
今思い出しても恥ずかしい限りです。
ネコのいやがるグッズを色々駆使してこの階段下にネコが入り込まないよう工夫していますが、効果はあまりありません。
私も殺生をしたいわけではないし、ネコが心底嫌いなわけではないので、彼らが私たちの住まいの庭に居住することを認めようと、最近は寛大な気持ちになりつつあります。
そんな私の心情を是非彼らにはくみ取っていただき、腹が立つほど臭い糞は私の分からないところですますよう願っている今日この頃です。

2016年5月20日