独り言

お花見

桜

お花見

院長のひとりごと86

今年も桜が咲きました。
私の住む新宮では、大体3月下旬から4月上旬が開花時期です。
この時期にはクリニックのスタッフとの花見と、クリニックの糖尿病友の会の花見を行います。
クリニックのスタッフとの花見は、クリニックの駐車場で行います。
このために植えた小さいしだれ桜と、珍しい花を咲かせる桃が開花する時期に、花には目もくれず、ひたすら焼き肉をほおばりビール、酎ハイ、ワイン等々を飲みまくり、時にスタッフの誰かが「院長一曲!」と叫び、条件反射的に酔っぱらって歌詞が出てこないにもかかわらず、私は歌います。
どうせ誰も聞いていないので、歌詞などどうでもいいのです。

糖尿病友の会の花見は毎年場所を厳選し、講演をしに来てくれる管理栄養士の先生に、レシピを頼んで花見弁当を用意します。
毎年マイクロバスで出かけ、糖尿病でも楽しめるお弁当を食べる、参加費500円のこの企画は大好評で、今年はとうとうレンタルしたマイクロバスに乗りきれない人数になってしまいました。
新宮近辺には桜のきれいな場所が沢山あります。
懇意にしている方で、こういう場所にとても詳しい方がおられるので、毎年場所を教えてもらっています。
今年の場所も、下見に行ってその桜の美しさに圧倒されました。
かなり細い山道を結構走らなければいけないので、途中の運転がつらくなってきましたが、この桜なら苦労して運転してくる価値はあると納得の場所でした。
本番の日の天気だけが気になります。
最近はテントも購入したので、雨天でも決行の予定ですが、出来れば晴天のもとで患者さんたちに食事指導となる、有意義なこの行事を楽しんでもらいたいと思っています。

新宮近辺は、昨年秋の台風による水害で、桜の楽しめなくなった場所も幾つかありますが、自然の力はすばらしいと、満開の見事な桜を眺めていると感じます。
私たちの何倍も大変な思いをして、今なお苦しんでおられる東北の人たちも、もうすぐ美しい桜を楽しむことが出来るはずです。
どんな苦しいときも、桜の美しさを楽しむ気持ちは大切にしてほしいと願っています。

2012年4月19日