病気のこと

肥満症・みんなで痩せればつらくない-5

肥満症・みんなで痩せればつらくない-5

苦あれば楽あり。

楽しみがあると、それを目指して辛いことも辛抱できます。
楽しいことを思い出すことで、辛抱がきくこともあります。
減量を継続するためには、毎日の食事が砂を噛むようなものでは無理だと思います。
時には美味しいものを減量を忘れて食べることが必要です。

そのためには、一日の摂取カロリーから、毎食の摂取カロリーを割り出すだけでなく、一週間単位でのカロリー調整をすることが必要といえます。
減量を忘れて食べた一食を調整するには、3,4食のカロリーを通常以下に抑える必要があります。

ある夜にごちそうを食べるとします。
その時にはその日の朝と昼は普段の2/3位にカロリーを制限します。
そして、翌日の朝、昼も2/3位に制限します。
それにより2,3日でごちそうにより余分についた脂肪が燃焼されます。

矛盾した言い方ですが減量を継続するには時々減量を忘れる必要があります。食は本来楽しいものです。
一つの快楽です。減量のためとはいえ食事制限が禁欲的な行動になっては多くの場合継続は困難だと思います。

前にも書きましたが、継続には快感が必要です。
10日に一度くらいの割合で、好きなものを好きなように食べることで、残りの日々に多少の締めつけがあっても食事制限は継続できると思います。

思春期に思い詰めた減量を試みて食事が食べられなくなる「心因性食思不振症」という病気があります。
多少の厚かましさを身につけた中高年の人にはこの様な病気は無縁といえますが、減量がストレスとなることは健康のために行う減量の意味を失うことになります。