独り言

SNS

誹謗中傷

院長のひとりごと227

少し前に、SNSの書き込みを苦にして自殺したタレントのことが話題になっていました。
大変痛ましい出来事でしたので、SNSの書き込みに関して色々と論議がなされていました。
私はSNSには殆ど参加していません。
せいぜいこのホームページでこれを書いているくらいです。
これは私の一方的な発信で、これに対するリアクションは一切求めていないので攻撃されることもありません。
ですがリアクションを求める限りは、いわれなき中傷誹謗の対象になることを覚悟すべきではないかと思います。
衆人環視のもと単独で非常識な行動に出る人は殆どいません。
しかし集団になった途端問題行動を起こす人が出てきます。
また、人が見ていないところでは落書き、ゴミのポイ捨て等は平気で行われます。
ネット上では匿名で何でも発信できるわけですから、無分別な発信が多々見られるのは人間の性としては必然かとも思います。
表現の自由という問題があるので、卑劣な発信であってもなかなかなくすことが困難ではないかと思います。
SNSに参加するならこのことを覚悟せざるを得ないのではないでしょうか。
誹謗中傷に耐えられる自信がないなら参加することには慎重になる方が精神衛生上望ましいと思います。
言葉は武器となります。
心を傷つけます。
言葉は心への暴力となり得るものです。
刀や銃が肉体に対する武器となるように、言葉も使い方を間違えれば武器になることを自覚すべきです。
武器から身を守るすべを持たずに、武器に立ち向かうことは無謀なことだといわざるを得ません。
今のネットワーク上の無秩序がこのまま続くとは思えません。
ネットワーク上の治安がいずれ実現すると信じています。
でも今の危険な状況では、身を守るすべを持たない人はむやみにSNSに参加しない方がいいのではないでしょうか。
日本では銃の所持は極めて厳格に規制されています。
その結果高い治安が得られていると思います。
SNSには規制はないし、表現の自由を守る観点から厳しい規制はされないと思います。
自らの意思で自分を守るための方法を考える必要があります。