独り言

日大アメラグ問題

日大アメラグ問題

日大のアメラグの問題を見ていて、私も学生時代にスポーツをしていたので、なんともつらい気持ちになりました。
学生が会見で話している様子をテレビで見ました。
純粋にアメラグが好きで、日本一の大学でプレーすることを夢見て、それが実現し、さらに全日本選手にまでなれたのに、もう二度とプレーしないと話していました。
彼の青春の晴れやかな思い出が、こんな形になってしまったことに心から同情します。
私は彼ほどの名選手ではなく、ささやかな思い出しかありませんが、それでも今でも当時を思い出すと何ともいえなく懐かしさ、愛おしさを感じています。
彼にとってのアメラグが、どんなものになるのかとても心配です。
勝つためにいろいろな戦術を駆使することは、トップレベルの戦いでは当然のことであり、中には反則すれすれの戦術もあることは私も知っています。
私はバスケットボールをしていましたが、相手のエースを消耗させるためにあたりの強いデフェンスをすることがありました。
相手の動きを徹底的に抑えて、メンタル面で折れさせることを狙ったこともあります。
ゲームの中では相手の動きを止めるために、故意に反則をすることもありました。
勝利を目指すというのは、そういうことも含めた戦術を駆使することだと今も思っています。
しかし、今回の彼の反則はゲームが止まってオフの状態での行為です。
これはインプレー中の反則行為とは一線を画するものです。
この行為はスポーツではなく単なる暴力です。
犯罪です。
監督が「私は指示していない。」と言ったのは、
「インプレー中に反則行為をしろとは言ったがプレーの止まった状態でしろとは言っていない。」
と言う意味かなと思いました。
しかし、最高レベルのスポーツマンがこんな犯罪行為をするほどまでに精神的に追い詰めた監督、コーチは決して許されるものではないと思います。
大好きなアメラグを続けたいという、切なる願いからこんな犯罪行為を犯してしまい、アメラグを捨てることになったこの選手に対し大人の責任の取り方を是非見せてほしいと強く願ってます。