独り言

Boys, Be ambitious.

ナンバーワン

Boys, Be ambitious.

院長のひとりごと100

学生時代にバスケットボールをやっていたので、NBAの試合を楽しんでいます。
かつて「神」と呼ばれた、マイケル・ジョーダンというスーパースターがいて、チームも常勝でしたが、今のNBAにもマイケル・ジョーダンの再来を思わせるレブロン・ジェームスというスターがいて、彼のチームがチャンピオンにもっとも近いと言われています。
スーパースターは、皆一様にラフプレーが少なく、反則をとられることもまれです。
一言で言えばスーパースターと呼ばれる選手のプレーは、王道を行くものだということです。
王道をいくということは容易ではなく、抜きんでた実力が無いと不可能です。

私は、クリニックのマネージメントでも王道を貫きたいと願っています。
最近、透析装置の、廃液処理システムがトラブルを起こしたのですが、検査してみると、廃液処理装置を通さなくてもクリニックの廃液の汚染度は、許容限度を遙かに下回るものでした。
「なら、コストをかけてまで廃液処理装置を作動させなくてもいいのでは?」とスタッフに言われました。
「それは違うと思う。廃液中の汚染を除去した後の汚染度と、未処理の廃液の汚染度が、どちらも許容範囲であったとしても、意味が全然違うから。
だから、廃液処理装置はコストがかかろうと、よその施設では行っていなかろうと、うちはやります。」と答えました。

私は根っからの飽き性で、職場を10年単位で転々と移っていました。
しかし、今のクリニックに来るときには、さすがに次はないと覚悟を決めました。
そこで、島根医大を辞し、今のクリニックを引き継いだとき、「漫然と引き継ぐ様な退屈な仕事はしたくない。一番を目指す。」と密かに思っていました。
かつて島根医大時代の同僚が「Boys, Be ambitious.のambitiousをなぜ大志などと訳すのか。」とつぶやいていました。
Ambitiousとは、もっとぎらぎらとした思いを指すものだ、と言いたかったのでしょう。
大学を辞して10年近くとなりますが、初心忘るべからずといいますか、年はとっても現役で働く限りは、いつもぎらぎらとした思いを胸に秘めていたいと思います。

2013年6月20日