病気のこと

肥満症・みんなで痩せればつらくない-2

肥満症・みんなで痩せればつらくない-2

空腹感という快感。

体重を減らすには、体内の余分な脂肪を燃焼させることが必要です。
これには2つの方法があります。
一つは運動により脂肪を燃焼させること。
もう一つは、摂取カロリーを減らして、不足分を体内の脂肪で補わせることです。

運動により痩せるためには、かなり強い運動が必要です。
中年以降の人が可能な運動により消費されるエネルギーは、悲しいほど僅かなのです。
ですから、減量には食事制限しかありません。
これは突き詰めれば空腹感との戦いです。
空腹感を快感と思えるようになることが必要なのです。
継続には快感が必要です。

生殖行為には快感が伴うからこそ、人類はこの行為を継続し種を絶やさずに今日の繁栄をみたわけです。
話がそれましたが、空腹感にうち勝つには耐えることでは無理です。
これを快感に変えなくてはなりません。
減量を決心してから私は食事量を1/3に減らしました。

正確には3人前食べていたのを1人前にしました。
食べた直後に猛烈な空腹感に襲われました。
そこで、先ず食べる速度をなるべく遅くしました。
たまたまその時、いつも咬んでいる側の奥歯がひどく痛んで片側でしか噛めませんでした。

うまく噛めないため、頭が痛くなるくらい咬むのですが、それでもうまく飲み込めず、自然と食べる速度は落ち、食べる量も減りました。
それから、歯が痛まなくても片側の奥歯で咬むようにしました。
さらにお茶を沢山飲むようにしました。
これも空腹感を癒してくれました。
その結果自然と空腹感が和らぎ、食後の物足りなさが何となく心地よくなってきたのです。