独り言

新潟で学会

新潟県

新潟で学会

院長のひとりごと126

学会で新潟に行きました。
新宮からは新潟はかなり遠く、移動手段として、新宮から車で伊丹空港に行き、伊丹空港から空路で新潟に行きました。
学会会期中、たまたま中学の同窓会が石川県の片山津温泉であったので、新潟から加賀温泉までJRで行ったのですが、遠かったです。
新潟は、富山を間に挟んでその北に位置する県なので、地図の上では距離的にはさほど遠くないように思えます。
しかし、新潟県は南北に長い県で、在来線で新潟から北陸新幹線の接続駅である上越妙高まで、2時間を要しました。
同窓会の後、再び加賀温泉から新潟に向かったのですが、最短のルートは北陸新幹線で高崎まで行き、そこから上越新幹線で新潟に向かうルートでした。
つまり、石川県から隣接する富山県の隣にある新潟県に行くために、
石川県―富山県―長野県―群馬県―新潟県というルートが最短というわけです。
日本全国で新幹線を熱望する理由が分かった気がします。
かつて島根医科大学に在籍した頃、教授に「島根から一番遠い県は山口だ。」と言われました。
島根県に隣接する山口県へは在来線しか通っておらず、しかも島根県は東西に長い県なので、島根県から西の山口県への移動は確かに時間がかかりました。
様々な交通手段の発展により、距離と所要時間と料金との間には、大きなずれが出来たことを痛感します。
おそらく今一番便利なのは、新幹線ではないかと思います。
そして一番安価なのは飛行機ではないかとも思います。
格安航空券は、深夜バスと勝負できる金額です。
毎年学会が全国で開催されます。
大学にいた頃は、行ったことのない地方での開催が楽しみでしたが、今はアクセスの良い、東京か大阪での開催が一番ありがたいと感じています。
もう少し頑張ってセミリタイアして、時間が持てるようになったら、地方の学会を再び楽しめるかなと思います。
もっともそんな身分になったら、学会へ参加する意味が無くなっているとも言えますが。
今、話題になっている北陸新幹線に、乗る機会を期せずして得て、快適な移動時間を楽しみつつ、そんなとりとめのないことを考えながら過ごしていました。

2015年6月25日