独り言

今時の結婚式

結婚式

今時の結婚式

院長のひとりごと116

結婚式に招待されました。
最後に結婚式に招かれてから10年以上になります。
しかも、立て続けに2度招かれました。
最近の結婚式は様相が一変しているのに驚きました。
私は結婚式は全く親がかりでした。
決して褒められたことではありませんが、私の時代は、結婚式は両家が親類となることを、披露するという家の儀式という意味合いが強かった気がします。
ですから、親の関係者が出席者の多くを占めることも、珍しくありませんでした。
それに対して今の結婚式は、結婚する二人がその姿をみなさんに披露するというコンセプトで、式も披露宴も全て自分たちで仕切るのが一般的なようです。
親にも招待状が届くとのことでした。
会場は、チャペルと披露宴会場とレストランが一体となったところで行うのが多いようです。
私が招かれたのもそのような場所でした。
会場までは最寄りの駅から送迎バスが出ていて、会場に着くとフリードリンクのウェイティングバーの様な待合い室に案内されます。
チャペルには生演奏と聖歌隊が用意されており、テンポ良く結婚式は進みます。
そして式のフィナーレには、新郎新婦のかなり長めのキスがあります。
披露宴では、隣接するレストランからできたての料理が運ばれます。
式では来賓の挨拶は少なく、映像がフルに利用され、二人の生い立ちからなれそめまでの様子が映し出されます。
ウェディングケーキ入刀では、お互いが相手にケーキを食べさせるシーンがあります。
新郎が母親をハグするこっぱずかしいシーンもあります。
圧巻は披露宴のお開きと同時に、今行われたばかりの式と披露宴の様子が編集されて、映画のように映し出され、参加者の名前が映画のエンドロールの様に紹介される映像です。
結婚する二人に徹底してスポットを当てる演出です。
それでも、私たちの時と同様に、新郎からの挨拶や、新郎の父からの挨拶はあります。
新郎は最初と最後2回も挨拶させられます。
どちらの披露宴でも、新郎とその父親のスピーチは心温まる素晴らしいスピーチで、私たちの時よりはるかに新郎も父親も進化しています。

2014年10月21日