独り言

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予算委員会

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院長のひとりごと196

国会の予算委員会で、安倍元首相の桜を見る会に関するお金の使い方を、問題にしようとしていました。
これまでも、議員のいろいろな問題を追及する場として、国会の予算委員会が使われていました。
予算委員会というのは、国の施策を実行するために必須の委員会であり、予算が決まらない限り、どんな施策も実施できないのではないでしょうか。
だとしたら予算の決定を遅延させる程の、価値のあるような議員のスキャンダルなんてあるのでしょうか。
もちろん議員の不正は問題です。
しかしそれを正すのであれば、それを目的とした査問委員会なりを立ち上げて、そこで議論すべきではないでしょうか。
しかも問題に対する対応が悪いと、野党の中には予算審議を遅延させる様な態度を示すことがあります。
これは本来の議員としての、仕事のサボタージュ以外の何ものでもないのではないでしょうか。
自分の支援者に対する薄っぺらいパフォーマンスに見えて腹が立ちます。
こんなことを思うのは私だけでしょうか。
国会議員の給与が高すぎるとか、国会議員の数が多すぎるとかいう議論はよく聞きますが、国会議員の仕事の仕方に関しても、もっと選挙民として私たちは介入していいのではないでしょうか。
今は感染症問題を初め、早急に対処すべき問題が山積しているように思えます。
限られた期間の国会審議の中で、より効率的に議案に対処していってほしいものだと思います。
民間企業では、こんな悠長な問題に対する対処はありえないことです。
お役所仕事と言って、公務員の仕事ぶりを揶揄することがありますが、国会議員の仕事の仕方の方がもっとひどいと感じられます。
最近は地方行政で、知事の際立った仕事ぶりが注目されています。
そう考えると、中央の政治では首相や各党の党首が、もっとリーダーシップを発揮して際立った仕事ぶりを示してほしいものです。
特に野党の政治家たちは、とりあえず与党議員の揚げ足を取っておけば、仕事していることになるとでも思っているのでしょうか。
彼らの存在意義を全く感じることが出来ないのは私だけでしょうか。

2020年12月15日