人工透析

学会やセミナー、研修会で最新情報を勉強

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院長のひとりごと62

最近クリニックで採用した、近赤外線光による温熱治療が好評です。
キセノンランプによる、光を皮膚に照射して局所の血液に流れを改善させる機械です。

キセノン
キセノン

キセノン
キセノン
近赤外線
近赤外線


実際に、自分で初めに試したら、光を当てているうちに段々温かくなってきて、止めてからもしばらく温かいままでした。
メーカーの説明によると、この機械を導入している透析施設は、和歌山ではうちが初ということでした。
実は三重県透析研究会で、効果があるという発表を聞いて採用しました。
最近は、情報は耳学問専門で近隣の研究会のみならず、日本透析医学会学術集会総会や日本透析医会セミナーや、日本血液浄化技術研究会セミナーにも参加して情報を仕入れています。
とても刺激的な話や、なるほどなあとコロンブスの卵的な話など、メモがいっぱいになることもしばしばです。
参加できる土曜・日曜日のセミナーの、翌月曜のウィークリーミーティングで、スタッフリーダー達に新しい情報を提供し、スタッフ全般に彼女たちから伝えてもらっています。
その日の透析から新しい情報を生かして、色々な試みを行えています。
リーダーの理解がすばらしいのでしょう。
スタッフ全員がしっかり情報を把握しており、回診時には大変手応えを感じています。
以前に比べて、最近は回診時にも私からの一方通行の指示ではなく、スタッフからこうしたらどうかとかこの点をどうしたらいいか、といった質問も多く大変楽しく回診をしています。
うちでは私は決してオールマイティーの存在ではありませんから、スタッフに頼っている面が多々あります。
勿論、全ての医療サービスに対する全責任は私が負いますが、スタッフは私より実技面では優れていますから、スタッフに任せるところが多々あります。
そのためか、時にスタッフ任せの無責任、と患者さんに思われることもあることを最近知りました。
患者さんを不安にさせてしまい申し訳ないと反省しています。
もっと患者さんとのあらゆる面での接し方、コミュニケーションの取り方に腐心しなければいけないと、改めて反省の今日この頃です。

2010年7月20日